『第6回、ミオのレイプ大会〜』
 パソコンのモニターに映っている少女は、日時と場所を黒板に書いて、自分をレイプしてくれる男を募集していた。
『それじゃあ、現地で待ってま〜す♪』
 手を振って画面が停止する。
「おや、コレは……」
 横沢が見ていたのは、唯一少女が身につけているチョーカーだった。
 世界中に散らばっているヨコザコレクションにつながる捜査の中で、この動画がヒットし、AIはそのチョーカーに焦点を当てていた。
「ふむ……」
 白衣を羽織ると出かける準備をする。
「少し、出てくる。」
 他の課員に声をかけると、既に募集の時間はとうに過ぎていたが、少女の指定していた場所へ向かう。