綺麗にジョッキの中はビールが輝いている。
ジョッキはいつの間にか4つに増えていて、それに全部均等にビールが入っている。
「ん……よく冷えていて美味しい、まぁ氷点下とは言い難いがこれは及第点だね」
もう、何度も練習させられて下半身は凍えている。
「合格ですよ、ママご苦労様でした。家に帰ってゆっくりお休み下さい」
彩香に興味がないような素振りで、ビールを散々こぼしたテーブル周りをマスターは掃除し始めた。