「ひっ!」
ヴウウウウウン……
突然ピアスが振動した、当然誰の仕業かは分かっている。
「伊賀崎さん、どうしました……」
「あ、あの……」
言葉も侭ならず、風花は真っ赤になって汗をかいているしかない。