歩けない程に下腹部が張っている。
「あ……駄目……お願いします、おトイレに……ああ、これを外してください」
「なに言ってるのかな霞、これは治療だよ、じっくりと時間をかけないとダメなんだよ。
「そんな……無理です」
「わかった、そんな事が言えないようにあれに乗るよ」
 ご主人様が指さした先にあるのは、大観覧車だった。
「え?」
『一周するまでトイレはなしだよ」
 刺激はないにしても、我慢するには時間が長すぎる。
「お返事は? 霞?」
「はい、ご主人様……」