「胸も見せてよ、こっちも変わってるのかな?」
めくって見せる。
「本当だ、小さいのが五つも付いているんだね、右と左で10個だね」
まさぐる手を止めないままで、数を計算している。
「はい、ご主人様」
掛け算をしたのか、純粋に数えたのか。
やっぱり賢い素直な子供だと霞は思うのだ。