「ほら」
 正樹と言われた男子が持っている、リモコンボタンを押すと、ピアスの振動が止まった。
「え?」
「ご主人様の証ってわけさ」
「そんなの、聞いていません」
 ビクン!
 最上級の刺激がいきなり霞を襲う。
「いま言ったじゃないか、理解しな」
 徐々に刺激を上げていく正樹くんの行為に先ほどの刺激が最上級じゃないと知らされる。
「ああああ!」
 自然と悲鳴が漏れる。