「ひん!」
 突如正樹くんがボタンを押した。
「気持ち良いだろ?」
「あ……あんっ……」
 無理矢理に持ち上げられた快感は、苦痛でしかない。
「どうよ?」
「な……ない……」
 不快感が先に立つのだから。
 とはいえ、神経が剥き出しになったように過敏に反応させられて。
「ほほう?」