「これが操作スイッチだ」
正樹くんと正史くんはそれぞれが一個づつ、手の中にあるそれを見せてくれた。
「スイッチ?」
なぜそんなものが二人の手にあるのか……
「ああ、こう使う」
同時にボタンが押される。