目が覚めた時、すでに周りは退院していた、のんびりしていたのは霞と少年だけ。
「袖を通して」
「え?」
コートだけが渡されて、中は何も無かった。
大きく開いたピンク色のコートの中央は素肌の色が丸見えで、股間もまるで隠れ居ない。
その中央で赤く充血した突起にから両乳首に伸びた糸のほかに、少年の手にも一本が伸びている。
それは昨日トイレで装着されたまま、国際警察が来た時もそのままだったもので、霞の肉に馴染んできていた。
「どうしたいの?」
「わからないかな?」
言葉は冷たかった……