「きゃぁ!」
 それはサンゴネジレのみならず、その場で珊瑚化が進んで動けない千里に降りかかる。
「がぁ!」
「あ!」
「千里さん、動けるはずです!」
 霞が攻撃していたのはサンゴネジレ、そして珊瑚化された部分の千里の身体。
「そうか!」
 表面を覆い隠そうとしていた珊瑚が破壊されると、千里の素肌が現れた。
「観察させて頂いた結果、人間が珊瑚に変換されてるのではなく、珊瑚が体表に沿って成長してるだけと判断しましたので……うん……」
 必死に立っていた霞はその場にひざまずく。
「霞さん!」
「あとはお願いします、千里さん!」
「任せて!」
 サンゴネジレから離れた千里は、その凄惨なレイプの結果股間から血を滴らせていても、両足でしっかりと廊下に立つと。
「インストール、メガレンジャー!」