「ちゃんと差し棒で示しながらその名称と何をする器官なのかを説明する」
「なんでこんな恥ずかしい事を」
「生の女体から教わるから生徒はじっくりとそれを観察し、覚えようと思うのじゃないか?」
 熱意のある言葉にそんな気もしてくる。
「えっと」
 ぐいっと自分で女性器を広げ、差し棒で尿道のあたりを刺す。
「えっと、ここは……」
 その後恥ずかしいパーツを、医療的な言葉ではなく民間的に普段から使われている下品な言葉でインダベーたちが満足する迄解説させられたのだった。