「じゃあ、急いで見て回ろう!」
 確認が終わったら、速攻で美佐子の手をつかむと走り出す。
「きゃぁ……」
 グルル……
 お腹が重たい、でもまだ我慢できる。
「お願いします」
「はい、お待ちしておりました」
 業者の人が、一軒目に二人を案内した。