「……?」
 博多南無鈴による実践を想定した訓練を終えた小夜。
「……気のせいかしら?」
 変身を解いた後、視線を感じて周囲を見渡すが仲間たち以外の気配を感じなかった。

「……ふぅ、危ない、危ない」
「ああ……今回の牝は勘が鋭いようだ……」
 小夜の勘の鋭さに冷や汗をかいた人物……ゴーミン。
 そう、小夜の勘は間違えていなかった。