「小夜ちゃん、この間はゴメン!」
そして、自分の不始末を必死に頭を下げて詫びる日下。
「改めて、今進めている研究に付いてみて欲しいんだ……」
それだけかと思っていたら、外にも小夜に用があったらしい。今の段階で日下くんとの未来は考えられる状況ではない、外科医としての自分、キラメイジャーとしての自分、そしてザンギャックの名誉市民たちの牝奴隷としての自分、その生活はもう限界に近い。
「私に、また何か?」
「絶望じゃない、未来の希望を!」
未来を彼はみつめている様だった。