「ほら、こっちでは植物の巨大化とかそう言う……」
ゆっくりと日下の方へ送り出される。
「え?」
何をする気なのか知らずに歩を進める目の端に、見てしまったのは研究員が簡易コントローラーを手にしている事実だった。