「それでね、それで」
 話し続ける日下くんのすぐ脇で、小夜の全身は快感へ向けて一気に走り始めている。
『後で抜けてこい』
 研究員の口がそう告げている。
 後でとはいつだろうと、思っている間に、既に数度の絶頂に追い上げられていた。
「あぐん❤……」