「外泊とは良い度胸だなぁ」
 部屋の中からは男の声が聞こえて来た。
「誰?」
「おや、新しい男を連れ込んだのか?」
 そして、何故か警備員と八太は通じ合ってしまった。
「色々と教えてください」
 充瑠の純粋に人に教えを請える姿が八太を素直にしていた。