「良いからそこに手をついて、尻を上げて」
「え?」
元より自由などない生活を強いられている小夜だったが、警備員は職務時間には小夜の部屋にはいないから、ある程度の自由があったのに。
「早くしろよぉ!」
八太にはそれが無かった。