「練習は課業後じゃ無かったかしら」
 だから、そのまま離れようと思ったのだが。
 グイッと手を掴まれて引き寄せられる
「そうじゃ無いだろ? 今日はこの前病院長と約束した診察の二度目の日だろうが、やっぱり忘れていたのか?」
「わ……忘れてなんか」
 忘れたかったのが本当だった。