ごぼぼぼぼ……
 チューブを通して流れ込んでくる液体は多少の粘度を持ちながらもスルスルと喉を通過していく。
「ご……ごご❤……」
 この息苦しさが、毎日の調教によって覚醒させられているマゾ性を更に呼び起こすのかもしれない。
「もっと、もっと入れないとな、まだまだ余裕だぞ!」
 麻酔科医は小夜の腹部に手を当てながら、液体の量を図っているようだった。
「んぐ❤……んぐぐ❤……」
 胃から先へと落ちていくのは、外科医の感覚としてつかめていた。