「えっと……」
ブブブブブブ……
理事長たちは黙ったまま、時間だけが経過して行く……小夜に取り付けられた三点ピアスが振動する音だけが室内に響いている。
「あ……」
クチュ……
その中に湿った音が混ざり込んでくる。
そう、理事長たちはただ待っていればいい、苦痛に耐えられる人間も快感には逆らえないという事、そしてこのピアスはそこに特化しているという情報が彼らの中にはあるのだから。