「はぁ……はあ❤❤……あ❤」
 長い時間をかけて、麻酔科医は球体を全部引っぱり出した。
「もうフラフラかな?」
 その時間中逝き続けた小夜は、もう力も入らない程に全身の筋肉が弛緩し、汗にまみれて、ただ荒く呼吸をくり返すしかない。
「声も出ないですか?」
 ドポポポポポポポッ!
「ひぃ❤いいい❤❤いいいいいいいいん❤❤❤」
「出るじゃないですか、声」
 アナルに注ぎ込まれた熱を持った液体が小夜の肉体を跳ね上げていた。