「それでは、変態小夜のビール当ては第二ステージに突入です」
「わあぁあああああああああああああああああああああああああ!」
 アナウンスに続いてまたもや会場が湧く。
「それは10ッ本連続正解を目指すのか?」
「おおおお!」
「混ぜ合わせたビールを全部当てるのか?」
「おおおおおお!」
 アナウンサーの誘いに会場はいちいち反応する。
『そ、そんな事できる訳……』
「次は膀胱による試飲で、ビールの品名を当てるです!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 何がそんなに嬉しいのか、集団心理に飲み込まれた観客が湧き上がる。
「こいつは何だろうな?」
 ラベルが剥がされたビール瓶が警備員の手の中にあった。
「無理だわ……」
 尿道栓に瓶の口を当てる。
「ん❤」
 グイッ
 ジュワワアッワアワ!
「ひいいいん❤❤」
 ペットボトルでやられて居たのと同じようにビールが尿道栓の中を暴力的に膀胱へと進んでいった。