「あ❤……うああん❤」
お化け屋敷で昇り詰め上げられた肉体がピアスの振動にまるで抵抗出来ないでいる。
「小夜ちゃん!」
手を必死に握ってくれる日下の腕を支点にジタバタとしてしまう、一時も止まっていることが出来ない。しかも捲れ上がった足の間から揺れる点滴へ延びる管が見えてしまっているのを、頭のどこか別人のような感覚で眺めていた。