「私にお任せを」
 その場に現れたのは、遊園地の医務室勤務の医師では無かった。
「先生、小夜ちゃんは、大丈夫でしょうか? そう言えば今日遊園地に入る前にもこんな風に……」
 狼狽える日下くんの様子が良くわかるのだが、言葉を挟む事すら出来ない程に……
 ビクンビクンッ
「ひっ❤! ひぃい❤❤!」
 全身を痙攣させて、もう今日数えきれないほどの絶頂を経験する。
「小夜ちゃんが苦しそうです!」
 そして、研究しかしてこなかった日下くんには、苦しんでいる様にしか見えないらしかった。
「任せてください、ちゃんと救ってみせますよ」
 そしてその声を小夜は知っている、同じ病院に勤務している麻酔科医、『医志團』のメンバーで、小夜を日夜調教している一人なのだった。