「出していいよ」
 その言葉がかけられたのは男子トイレに連れ込まれて丁度30分立ったタイミングだった。
「はぁ……はぁ……」
 個室へ足を向けた小夜の手が止められて。
「違うだろ」
 男性用小便器が指差される。
「あ……そうよね……」
 もちろん、そうなることは予想できたのに……
「あ、あぐぐ」
 とは言え、もう限界だった、男性用小便器にお尻を向けた途端に……
 ばっしゃーーーーーんっ!!
「ひゃぁああああああああ❤❤❤ぶぶぶぶぶ❤❤❤❤……」
 腸内の物を全部一瞬で吐き出す程の排泄だった、もちろんホース2本と浣腸液以外何も出てはこないのだが……