「じゃあ、僕が持つよ」
日下くんは小夜から奪い取る様に鞄を持つと、ゆっくり回ろうと言っていた舌の根も乾かぬうちにさっそく走り出す。もう少しエスコート力をとなんて考えている間にホースが引かれて身体が半回転してしまいそうになる。
グリュン……
「ちょ❤……」
急にホースを引かれた瞬間に、もちろんアナルに力が入ってしまう。
「ひん❤」
もう小夜は日下くんに声をかけて、走るのを止める所ではなくなってしまうのだった。