小夜もまさかこんな人目に付く場所だとは油断していたのだった。
「あ、や❤……これ❤……」
浣腸で圧迫され続ける腹部にピアスの刺激が伝播してジッとしていられない。
「大丈夫、先生から小夜ちゃんがこうなった時の対処法をちゃんと教えてもらってるからね」
こういう時の彼は研究者としての普段の顔なのだと思える、カバンを開けると日下は中から一つのアンプルを取り出していた。
「これだ」
小夜の身を案じながらも、解決策が手に入っている事が余裕に繋がっている。