「ひゃぁあ❤❤」
「小夜ちゃん!」
 マンションまで送るタクシーの中でもピアスが揺らされる。
「あ……ああ❤❤」
「ちょっと、ちょっと待ってね」
 日下くんが、また薬液を抽入する、それがアナルへ通じているなんて彼は今日一日一緒にいても気が付きもしないのだろう
……ボフンッ
 そしてまた、気化した浣腸液が爆発する様に排出されるのだった。
「あぶ❤❤❤」
「お客さん、大変ですね」
 バックミラー越しにタクシーの運転手が話しかける。
「いえ、彼女を守るためですから、でもすいませんタクシーの中で」
「いえいえ、私としても彼女さんが無事なら、全然平気ですかから」
 運転手の口元が少しニヤケているのに日下は気が付かなかったが、もちろんこのタクシー運転手が小夜のアナル内にはじめてホースを仕込んだ張本人であった。