『それじゃあ、残りのビールと紙コップは俺たちが預かって行くから、ピアスが揺れたら来てね』
元の水着を着せられて、海の家を出る時にそう言われて解放された。
「結果的に海にいる最中ずっと嬲る気なんじゃない……」
暗い気持ちのまま、小夜は仲間の姿を探した。