「こんな所にいたんですね」
「ひん❤」
 余韻に浸っている様な段階で、トイレのドアが麻酔科医に開けられた。
 確かにかぎはかかって居なかったのだが、誰もいなかったと油断があったのかもしれない。
「まさかオナニーしてるとは思わなかったけど」
「し、してないわ」
 そんな言葉に狼狽えてしまう。
「え、自分で自分を気持ちよくしてイク事をオナニーって言うんじゃないのか?」
 たしかに、そう言う事をしていたのだから、ただの排尿と排泄には程遠いスタイルではあるのだが、それで気持ち良くなって絶頂まで昇り詰めてしまっていた。