「こ、国防大臣……」
小夜がつれて来られた病室には、宇宙に対して逆侵攻を計画していたとTVで放送されてしまった人物、その直後には急病という事で、表舞台から姿を消していた人物。
「これはこれは、失敗しない名医では無いですか、私の担当という事ですな?」
「私は外科医なのですが」
「他にも職務があるのではないですか?」
そう、この国防大臣は分かっているのだ。