『大治先生、大治先生、至急、肛門科へ来てください』
「ん?……」
 今日も施されたアナルへの調教によってまともに進むことも出来ない小夜は、必死に手で壁に縋りながら廊下を外科の自分の診察室へ向かう最中だった、そしてその放送は小夜にとって紛れもない地獄への扉に違いなかった。
「教授……」