「止めさせてください! こんな事をさせるなんて」
 小夜の手の中で、痙攣しながら絶頂をくり返しているのは小夜自身の様だった。
「あぐ❤……あぶぶ❤❤……」
 もう一人の小夜、股間から延びた管の先にある漏斗の中には逆流してきたビールが泡となって再び漏斗に吸い込まれるをくり返している。
「はやく、治療を!」
「ここはザンギャックのTV局、つまり……」
 小夜たちを助けるものは居ないのだ。