ゴポリ……最後の日本酒が小夜の中に消える。
「全部飲みこんだな、良しそのまま腸内で温めるんだぜ」
「じゃな、人肌ぬる燗くらいが飲み頃じゃな」
小夜から一升瓶を抜くと、膝立ちに起こす。
「あ❤……あふっ❤❤」
既に酔いが回ったのか、視線がフラフラと宙をさまよい、支えていて貰えないとしっかり身体を立ててすら居られない。
「さてグラスを準備して」