大型のトレーラーが到着したのは、高速道路を乗り継いで数時間程の山奥だった。
「行くぜ」
グイとリードが引かれて、裸足の足裏が山肌の地面に触れて冷たさが伝わる。
「なんでこんな……」
「全裸女だからな、そう登録されてるから協力者として外出が許可されるわけだ」
意味が解らない。
「……」
都心よりも数度低い山の気候が、身震いさせる。