「これは研究対象として申し分が無い」
 小夜によって魔進に変えられたキラメイストーン達は、UMA探索部員たちが背負っているバックから溢れんばかりに詰め込まれた状態でようやく帰途に就いた。
「こんな……こんな事って」
 小夜を嬲るだけなら我慢の使用もあるが、キラメイストーンは大事な未来だから。
「ここ以外にも、それらしい場所は見つけてある、次も同行してもらうぜ?」
「嫌だわ、もう絶対に!」
 しかし、どうせ許されはしないだろう。
 小夜はいったい何の為にここに居て戦うのか……それは、人々の煌めく未来を守るための筈だった。