「ここからはUMA35号じゃなくて大治小夜として活動しても良いぜ」
UMA探索部のミッションルームを出ようとする小夜にかけられた言葉。
「く……」
「こいつらはどう使えば良いのか、じっくりとこっちで調べておくからよ」
リュック一杯の魔進達をテーブルに並べながら、部員たちは小夜の方もほとんど見ずに別れの言葉を口にしている、それこそ小夜にはもう用は無いとでも言っているようだ。
「じゃあ……」