『この人はこんなにも脱がす手際が悪かったかしら』
ちょっとした違和感、普段なら小夜自身に脱衣させるか、もっと一瞬の間に裸にされてしまっている感じがしている。
「こんな時がワクワクするな」
小夜のジャケットを剥ぐと、クンクンと鼻を着けて小夜の残り香を楽しそうに嗅いでいる。