「待って……」
 呼び止めたのは小夜の方で、アナルプラグはゴーミンの持ち込んだモノの筈で、ならばUMA探索部でなら解除できるはずなのだ。
「ん? どうしました?」
 彼は、わざとらしく振り向く、その様子にきっと総てが分かっているのだろうと小夜も理解する。