今現在が気持ちが良いのかというと、それには答えが出ない。
「施術の流れを……」
カチャカチャと流れる様にキーボードを叩き、これまでのカルテを診ながら次回のオペの段取りを作り上げていく。
ブンッ……
「ん❤……」
腸内いっぱいに詰め込まれたアイテムが時折微振動を起す、側に麻酔科医が居る時ならば操作されているのだろうけど、違う日もある事を考えると、ランダムなのかもしれなかった。
小夜に充てられている診察室内で、今日も全裸に白衣で行うのが完全に慣例化していた。