ズルリ……
 射精が終わると、コテツは小夜に見向きもせずにポテポテと離れていく。
「コテツ……」
「やはりコテツにとっても、性欲のはけ口という訳だな、似合いという事だ」
 似合い、昔から小夜自身がそう思っていたと。
「運命の再会を喜べば良いさ、俺たちは小夜がこんな淫乱になってしまって悲しいがな」
 小夜も悲しかった、兄弟子たちまでがこんなに簡単に淫気に取り込まれてしまうなんて……