「んんんんん!」
 塞がれた口の奥でくぐもった音にしかならない悲鳴を上げる。
「証拠品の回収ってわけだ」
 犬の牝の次は証拠品……
 国際警察の寝袋の様なものに全身をすっぽりと隠される様に収容された。
「で、どうするんだ?」
「考えがある」