ジイイイイイイイイ……チャックが開いて小夜はそこが室内である事を知る。
「珍しい贈り物ですねぇ」
男はまじまじと、小夜を観察している。
「管理科の備品なのですね、なら私の管轄だ」
「んんん……(助けて下さい)」
「問題はこの白いピアスですね……」
この男は、ゴーミンによって付けられたピアスを知っていた。
『まさか……』