「ああ……」
 そのまま外へ出るのに全裸である事を思い知らされながらも、行くしかない。
 小夜の部屋には下着どころか、シャツも何も無くなっているのだから。
「お願い誰もいないで」
 ガチャ……
 玄関を胸が張り裂けそうな緊張の中開ける。