「先にお前にも、飯を出してあげよう……身体がもう少し柔らかくなったら自分の中のつゆに付けて盛そばをたべさせてやろう」
 ごはんとみそ汁を混ぜながら、老人は嬉しそうに未来を語る。
「ごはん……」
 思い返してみて、小夜はビール以外を与えられて無い気がした、しかもアナルからのみである。
 ビュルビュル……
 ごろごろごろ……
 お腹が減っているのか、お腹が痛いのかそれすらも小夜の中には答えが無い。
 ドキン……
「ああ……」