「ここに代表的なビールメーカーの代表的なビールが五種類ある」
何時の間にか、小夜の部屋の冷蔵庫に入っていたビール瓶が五本持ち出されて、目の前に並べられている。
「それが……なんなの?」
言いたいことをまるで理解できない。
「尻の穴にお仕置きだって言っただろう?」
「ええ、言われたけど……」
「察しの悪い女だな、お仕置きとして、この5種類のビールを尻の穴で飲み、飲んだビールの銘柄を当てるというゲームをするんだよ」
説明されても全然意味が解らなかった。