「なんだこれは?」
 医志團に所属する二人は今日使用予定の無いオペ室に小夜を連れ込んで、欲望のままに衣服を剥ぎ取った。
「ピアス?」
 本来ならば、ザンギャックの奴隷システム、さらに名誉市民にならなければ確認出来ない筈の確認齟齬を起させる機能のついているピアスが二人には視認出来てしまったのだ。
「おい、俺たちが思っていた小夜先生は偽りの姿だったんじゃないのか?」
「本当は乳首やクリトリスにピアスを付けるような淫売だったんじゃ……」
 見えてしまった結果と、憧れだった存在に対する失望が妄想を暴走さていた……