「おめでとうございますッ!」
「え……ええ……ありがとうございます……」
スタッフのサムズアップに、小夜は顔を引きつらせながらもお礼の言葉を口にする。
「……それじゃあ、次のチャレンジです♪」
「……え?」
小夜はスタッフの発言に呆気にとられる。
直に限界は来そうだというのに、バタバタと次の準備が進められていく。