ゴクリッ
 こんなに喉が渇くのかと驚くほどに幸也は何度もつばを飲み込んでいた。
「凄い……」
 それもそのはずで、先ほどから淫らな感情に支配されるままに小夜を男子トイレへ連れ込み、その場で衣服を一枚づつ剥ぎ取って行ったのだ。
 何時も白衣を着ているはずの小夜先生はピンクの見覚え無い衣装を纏っていた。
「こんな、ん❤ ダメよ……幸也くん」
 顔を赤らめながら、必死に幸也を止めようとしている小夜だが、足元すらおぼつかないのは、下着を付けていない素肌があっという間に外気に曝された時、衣服が覆いかぶさる事によって動きを抑制されていたピアスが解放されて更に大きく跳ねまわっていたからだろう。
「凄い……小夜先生」
 ピアスに翻弄されながら、その全身から湯気が立ち上るほどに熱を持っていた。
「凄い……」
 少年にはこれ以上は知識が及ばなかった。